そろそろお終いです
前回書いてから2ヶ月以上経ってしまった。
そろそろこちらのブログもお終いにしようかと思っている。表ブログが忙しくなってしまったからだ。
初めは、日々の表面的なことは表ブログに書き、内面のよしなしごとは、こちらの裏ブログに書くつもりだったのだ。裏といっても本当はこちらが表だよ、といったつもりだったのだが。
しかし、だんだん個人情報だの、トラバだの、炎上だの、ブログの表現上の窮屈さが不自由になってきたのだ。いろいろ気を使って、あまり、書きたいことは書けないではないか。それを気にしない書きっぱなしの、私小説的心情垂れ流しのブログになるのもイヤなのだ。さらに、表ブログでも表現を一ひねりして、心情を自分なりに表すスキルもちょっとは身につけてきた。
あまり私的なことはもともと書けない。そもそも突き詰めれば、そんなにブログに書いておきたいことも、実はあまり無いのではないか。ブログを書くこと、そのものが面白かった時期はもう過ぎた。覚書程度のことに、自分のその時思ったことを書き留める(潜ませる)だけなら表ブログでも可能だ。だったら一つに絞った方が良い。もともと時間もそんなに無いし。
こちらのブログには根底に吉井和哉の音楽に対する思いが通奏低音のようにあった。できればベタベタの表現にしたくなかった。それは今も続いているのだが、前回の記事にも、やっぱりベタベタさはある。さらに今読み返してみて、「それは、ちょっと違うなあ」と、当時の気分と違う思いがある。それを書いてお終いにしようと思う。
ジョン・レノン音楽祭に行った。年末の「吉井武道館2007」にも連日出かけた。去年と同様に「フジ721」での生中継も録画して観た。ジョン・レノン音楽祭も録画して観た(しつこい)。ロッキング・オン社の雑誌「bridge」も読んだ。で、思った。吉井さんは、自分が考えていたストーリーよりも「シンガー」として大きくなっていたんだ、と。
携帯サイトの投稿欄にもあったが、「よしいさんは吉井和哉になってしまったんだね」。THE YELLOW MONKEYから完全にソロアーティストになってしまった、という意味だけではないということに気づいた。それからも飛び立ったソロシンガーになったということだ。
歌が上手くなった。オペラ歌手のようではなく、あくまでロックシンガーとして「歌い上げるシンガー」は、日本にそう多くはいまい。CDの売り上げがどうの、人気がどうの、という前に、シンガーとして、大げさだが、この国になくてはならない人になりつつある。
「bridge」にあった、「青の時代には赤の曲は書けない」というのは、たぶんファンは前から分かっていた。だから毎回アルバムが出るたびに正直びくびくだったのだ。聴きたい、でも(期待を裏切られるのが)こわい、のだ。アルバムを買っても、すぐに聴くのがなんとなく怖くて、二、三日置いてしまったり。まだ、ダメなんじゃない?とか。
でも、たぶん本当にもう大丈夫だ。ジョン・レノン音楽祭と「吉井武道館2007」でのライブのヴォーカルとパフォーマンスの大きさにもう不安定さは感じない。歌の上手さが、たぶん自分が思っていた以上、彼が思っている以上にも、彼の立ち位置を確保してしまった感じだ。去年以上の今年の人気はそのせいだろう。
これは書いておきたい。彼自身も話していて、「やっぱり」と思ったが、吉井和哉の詩に出てくる「You」はけっして特定の個人ではない。「聴き手のファンへ」であり(「Believe」)、「THE YELLOW MONKEYのメンバーたちへ」だ(「So Young」「シュレッダー」)。
もちろんベタラブソングだと思って聴いていてもかまわないが、全部とは言わないが、一部のファンには充分分かっていたことだと思う。だって、そうとしか聴こえないよ。
もう吉井和哉は放っておいても大丈夫(余計なお世話だが)。次のアルバムとパフォーマンスの情報が出たら動けば良い。一挙手一投足を逐一検索する必要は無い。本当にうれしい。ソロになってから、自分の生活とリンクしているようで、見守り気分だったが、先を行かれてしまった感じだ。でも、おこがましいが、無事卒業させた感じで、本当にうれしい。
「吉井武道館(28日。27日はカメラテストですね)」は、自然体でよかった。「カナリヤ」聴けて良かった!自分はたぶん来年の今頃は別の暮らしをしているだろう。でも「吉井武道館2008」でほんわか気分だったら幸せだ。
ファンは吉井教の信者である。それも良い感じの。なかなかこんな良い感じのファンは集まるまい。皆吉井さんに自分の夢をかぶせている。暑苦しいかもしれないが、ファンだもの、ちょっとは仕方ないでしょう。前日はちょっとじっとり系の女性ファンばかりの席で、あまりさっぱり楽しめなかったが、28日の「吉井武道館」。席は悪かったが、周りのファンが良い奴等ばっかりで夏フェスのノリで、すごく楽しかった。
関係ないが、ジョン・レノン音楽祭で、ビール飲みながら酒臭い息で薀蓄(知ってるよ!)傾けていた後ろの立見席の兄ちゃん、すごくウザかったが(「ウザい」という言葉はこういうときに使う)、吉井さんが歌い終わった時、「やっぱ、カッコいいな・・・」とつぶやいていたから、許す!


